Lv.1
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先週末、地元の同級生の峯田君の結婚式に行ってきました。
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「今日はめでてぇ日だ。親友の結婚式なんだ。」と、鳥人戦隊ジェットマン最終回の結城凱の気分でナイフに刺されながら式場に到着したら、上谷君と印藤君と遠藤君と曽江君がおりました。
この日の私のスーツのポケットには、なぜか頼まれてもいない友人代表スピーチの原稿が忍ばせてありました。

なぜそんなものがあるのかというと、かれこれ7,8年前から「いつか峯が結婚するときが来たら、友人代表スピーチするのは俺しかおらんだろ。」と、内容も含めてずっとイメージしてしまっていたからでした。

しかしそういう依頼を峯から言われなかったので、残念ながら他の人がスピーチするのか、あるいは友人代表スピーチ自体がプログラムにないのかと思った私は、せめて二次会のときにでも「実はずっと峯の結婚式でスピーチするつもりだったから聞いてくれる?」と、聞いてもらおうと思っておったのです。

式が始まってプログラムが進んでいき、両家の勤め先の上司のスピーチと乾杯が終わった後のこと。
新郎と新婦が交互にくじ引きを引き、引かれた名前の人がお祝いの言葉を新郎新婦に言うという催しが始まりました。

「俺が当たったらえぇのにな。ちょうど用意しとるし。」「まぁでもそんなにうまいこと当たるわけないよな…。」とか思ってたら、
峯が引いた3人のうち、3人目が当たりました。
こんなことってあるんですねぇ。びっくり。

司会者にマイクを渡された伊藤、原稿を取り出しながら
 「え~と…実は用意していたので読んでもいいですか?」

一同「ええええ――!!!!?」
峯「マジか!!!!?」
そんな周囲のリアクションをよそに淡々と読み上げた全文は以下の通り。

私と峯田君との付き合いは、保育所からなのでかれこれ26年になります。

 長年友達として見てきた峯田君は、いつもクラスのムードメーカーで、峯田君の周りには私も含め、いつもたくさんの友達が集まっていました。
元気が有り余って、先生に一番よく怒られていたのも峯田君でしたが、気付けば先生に一番かわいがられているのもまた、いつも峯田君でした。

 私と峯田君が初めて接点を持ったのは幼稚園のときのことで、私の峯田君の第一印象は、子供なのに手先が起用で、おじいちゃんみたいなやつだな、 といった感じでした。

 小学校に入った峯田君は、その手先の器用さと、大胆な性格を活かして、よくテスト中にカンニングをしていました。
その中で私が妙に印象に残っているのは、国語のテスト前に筆箱の中の消しゴムにこっそり「義」という漢字を書いていたことです。

 義理の義。
 義務の義。
 正義の義。

 この義という言葉を辞書で引いてみると、「人として守るべき正しい道」という風に書かれています。
また、もう一つ、「血縁上のものではない義理の関係」という意味も記されており、本日結婚する峯田君に、義理の兄弟、義理の親子など、たくさんの新しい家族が増えることにもつながっています。

 いずれの意味でも、結婚後の生活に重要なものではないでしょうか。

 峯田君が消しゴムに書いてまで正解しようとしたこの「義」という言葉を忘れずに、義理、義務、正義を守って、今後幸せな家庭を築けることを、我々友人一同、心より応援しております。

本日は本当におめでとうございます。



緊張で頭の中はほぼ真っ白、手も震えながら読み上げていたけども、「カンニングをしていました。」のところで会場が爆笑したのはよくわかりました。

しかし下手したら峯のお母さんあたりに「向こうの親族もおるのに何言うてくれてんの!!!」と怒られたり、大半を占める初対面の人らに「うわ…そんなこと暴露しちゃっていいの…?なんて空気の読めない人なんだろう…」とドン引きされて凍り付いた空気にならないか、その辺が心配でしたが、それらは杞憂でした。
逆に峯のお父さんお母さん、兄貴には「いいスピーチをありがとう」とお礼を言われたり、峯の会社の上司2,3人からも「最高のスピーチやったなぁ!!」「お前(峯)えぇ友達持っとるやないか!!」とか言ってもらえたり。

当然峯からは後で「いとっちなんで用意しとったん?」と聞かれたので、「実は2次会で読もうと…」と説明。
私も逆にくじ引きはあらかじめ読む人を仕込んでいたのか峯に聞いたところ、完全に仕込み無しのランダムで選んでたので、たまたま用意していた私に当たったのはすごい偶然でした。

なんやかんやで、峯が結婚するときは、スピーチは俺がしたいという7,8年越しの夢が叶って感無量です。
ちなみに席のネームプレートの裏に書かれていた峯からのメッセージ。
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君のリクエストには120%応えたつもりだけど満足してくれたかい?


――と、こんな書き方をしてしまったけど、この日の主役はあくまで新郎新婦。
最後に新郎のしめの挨拶をする峯の姿には、私が地元を代表するダメンズだと思っていた面影はなく、一家の主の貫録を感じさせられ、その姿に我々友人一同は静かに涙しておりました。

その隣にいる峯の母さんは、男ばっかの三兄弟を育てるためにいつもキビキビしてたチャキチャキなイメージがあったけど、久しぶりに会った峯のお母さんは優しいお婆ちゃんの顔になっておりました。
孫(=峯の甥)が産まれたこともあると思うけど、三兄弟が全員一人前に自立した安心感がその顔から感じさせられました。

また、友人の一人の上谷君は、峯と家が近く、同じ野球部、同じ高校だったこともあって峯と一番濃い付き合いをしてたであろう男。
この日の上谷君は終始上機嫌で、「えぇ嫁さんやわぁ」「えぇ式やわぁ」「峯ってあんなにかっこよかったっけ?」と何度も言ってたのが今思い出すと感慨深い。


式と二次会が終わった後は、峯が抑えてくれたホテルで一同は泊まり、風呂に入って全員で麻雀をしておりました。
その空気がなんだか修学旅行のようでした。

長い年月が経っても変わってないものと少しずつ変わっていくものがあるけども、そのどちらもが心地よく、こいつらと友達でよかったなと感じさせてくれる最高の週末でした。

峯、由美さん、どうぞお幸せに。
なんせ実家から徒歩10分やから今度お邪魔します。
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コメント
この記事へのコメント
伊藤の本気(笑)
いやでも予想以上にいい文章。ハラショー!
お友達にとっても自身にとってもよい思い出になったのでは(^^)

おめでとうございます〜♪
2015/04/23(木) 12:29 | URL | どーりぃ #-[ 編集]
泣いた~…おめでたい。おめでたいね。
密かにスピーチ原稿を用意していた伊藤君の素敵さと
くじを引きだした神様の好意にも感動。
あとかみーの上機嫌具合にもぐっときた(*;ω;`)
みねーおめでとう!!
2015/04/23(木) 16:03 | URL | いわりえ #-[ 編集]
>もーりぃさん
自画自賛にしかならんけど、新郎をちゃんと持ち上げつつ、思い出話も交えつつ、祝福しつつ、それっぽい訓辞も交えつつ、笑いも取るんだから凄いよね。
7,8年構想を練った甲斐があるよね。

まさに伊藤の本気。

>いわりえ
実は峯だけじゃなく、峯を知るいろんな人にも聞いてもらいたかったから、こういう形でいわりえにも聞いてもらえてよかったです。

それにしても我ながら変な奴やなぁ俺って。
でもどうしても読みたいと思い続けていたからこそ「そんなに読みたいなら読め」と穴吹の神様が微笑んでくれたのかな?
しかし、俺に「どうしても読みたい」と思わせたのも元をたどれば峯の人柄よね。

なんせ7,8年イメージしてたもんだから、峯から結婚の報告の電話があった後、ほんの数分で書き上げてしまったよ。

ちなみに上に写真で再現もした「義」消しゴム、峯田少年は消しゴムにボールペンで書いてたもんだから、消そうと思っても消せなかった上、カバーを紛失したので「義」が丸出しの状態でずっと持っていました。
そんなもんいつか絶対見つかってバレるっちゅーねん!!!

そして、それを伊藤少年に見つかっても峯田少年は「ここに書いて、書く練習しとったんじゃ!!」と無茶苦茶な言い訳を言い張っておりました。
2015/04/23(木) 21:37 | URL | fds #-[ 編集]
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