Lv.1
【あらすじ】
妻殺しの罪で投獄され、エリート銀行員の人生から一転する主人公アンディの人生。理不尽と暴力の支配する刑務所「ショーシャンク」での彼を取り巻く人間模様を、親友の「調達屋」レッドが物語る。果たして彼は本当に妻を殺したのか?一寸の希望も無い塀の中、彼らが目撃した奇跡とは?・・・・・・・人間の希望とは何か、それは「強さ」そのものである。映画史に燦然と輝く不朽の名作。


名作だけに今更レビューする必要もないかな?まぁ人に勧める必要はなかったとしても個人的な感想文として残したいと思います。
重要な点は避けてはいるものの若干ネタバレになりかねない部分アリ。

ずっと見たいと思っていたんですが、ようやく借りられました。
なにげによく参考にする「みんなのシネマレビュー」ではレビューの数が1位です。2位は千と千尋、3位はタイタニック、4位マトリックス・・・と、これらの映画に比べて知名度は低そうなのに意外。


いやぁ~感動してしまいました。この映画は希望の映画です。

調達屋のレッド役でもあり、ストーリーテラーでもあるモーガン・フリーマンがますます好きになった映画でした。ラスト20分は何度も見たくなります。M・フリーマンの詩的な語りも、ラストシーンも。

DVDで見たんですが、本編以外にも監督の解説付きでも全編見れる特典もあります。1泊でレンタルしてしまったのでそっちははしょりながら見てしまったんですが、そっちもちがった意味で面白かったです。何気ないシーンでも、「この場面を撮影する上で実はこんなところに苦労した」「このシーンをあえてこういう撮り方にしたのはこういう意図があったから」「この背景の○○は△△を象徴している。」などなど、「へぇ~!!!」「なるほどなぁ~!!!」の連発でした。

本当に丁寧に作りこまれているのがよくわかります。1週間でレンタルすればよかった。

刑務所という非日常や、何十年も刑務所の中で暮らしている人間にしか分からない感覚というのにも吸い込まれるように見入ってしまいました。映画としての評価が高いのはこの辺がリアルに描かれていたからだと思います。

ラスト以外ではビールのシーンが特に好きです。夕日の黄金色にビールが映える。人物の座る位置、レッドがアンディに向ける目、カメラワークやナレーションも含めて素晴らしいシーンだと思います。なによりみんなでビールを飲ませてくれというアンディの発想が素敵。この映画の中の「囚人同士の友情」みたいなのが結構好きだったんですが、このシーンはその最たるものかもしれないですね。


で、中には脚本や設定に「腑に落ちない」「納得できない」という人もいるみたいですが、私の場合は感動してしまってそっちに目が行きませんでした。そういった点を感じさせないほどの素晴らしい演出をした監督の力量・・・と評価できないものでしょうか。

そして、大切なのは見てる側ではなく、それぞれの人物が納得することだと私は思います。
アンディもレッドもブルックリンも、それぞれの決断はそれぞれが納得するために起こした、納得の上での行動であるし。

作中の言葉を借りるなら、「犯罪者を更正させることが刑務所の働き」であるけど、「『更正』とは国が作った言葉で、まったく意味のない言葉」。つまり、刑務所が犯罪者を社会復帰させると言っても、社会復帰した後、その先何に希望を見出して生きていくかまでは保障されていないわけで。そう考えると生きる希望を見出せた点では更正したとも言えるはず。(ネタバレにつき白字。ドラッグで見れます。)


まぁ今更レビューを書かなくても見ている人も多い映画だったかな。
見たことない人からすればしんどそうな説教映画と思われるかも知れませんが、映画を語る上では必ず見ておきましょう。

人生には何度も絶望というものが訪れます。
できれば避けて通りたいですが、これからの私の人生にも今までに経験した絶望をさらに上回る絶望が訪れるでしょう。
婚約者の浮気、泥沼離婚、会社の倒産、娘の売春、印藤の逮捕、上谷の殺人未遂、土井君の淫行、けいちーの自殺・・・。
そういった起こりうる様々な絶望に屈したとき、この映画を思い出してみたいと思います。
そして絶望をなんとか乗り越え、10年後、20年後、もう一度この映画を見てみたいと思います。

★★★★★


ショーシャンクの空に ショーシャンクの空に
ティム・ロビンス (2006/07/14)
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コメント
この記事へのコメント
な、なんでオレが淫行パートかi-199i-229

ま、ともかくも、オレも「ショーシャンクの空に」は、多少「ん?」ってきたところは少々あったけど、単一民族である日本人の常識と、移民が寄り集まったアメリカの常識は違って当然、監督の力量を評価、と納得し、感動の嵐に身を委ねることにした。

オレもビールシーンに“グッ”と来た。
高いモノを頼んで、会社や社会に対するグチで花咲かせてるオッサンよりも、安くても心割って話をしているオッサンの方がカッコイイって心境でした(これはネタバレではありません)。

やっぱり絶望するばっかではあかんのよな。
絶望や憎悪、負の感情に身を委ねることなんて簡単なことやもの。
それに如何に立ち向かうか…そこで、人間の本当の強さであったり、器であったりが表面に出てくるのだとボクは思いました。
ええ。
2006/08/14(月) 22:33 | URL | dodon #-[ 編集]
すっごいいいよな!!!!!!
なのに忘れてた・・・好きな映画に追記しとこ...φ(ゝω・☆)+。
これまたモーガンフリーマン見たさに借りたんやけど、fds同様もっともっと好きになったよ。
脚本とかすっごいよくできてる映画だと想う。
少しアタシ的にえぐい・・・って想うような場面もあれど何度でも見たいって思えるくらい、見た後光が見えるような素敵な映画よねw
2006/08/14(月) 23:13 | URL | ちっぷ #-[ 編集]
>dodon
いや、なんか真面目で説教くさい流れで来たからこの辺で笑わせたろうかなと内輪ネタ&下ネタという安易な方向に転んでしまいました。
関係者各位に深くお詫び申し上げます。(だったら書くな)

絶望に立ち向かうか。人間そうありたいもんですね。

>ちっぷ
いいよなぁこの映画。
っていうかモーガンフリーマンはどんな役でもこなしすぎやな。
黒人の中年を演じてこのおっさんに勝る者なし。
ミリオンダラーベイビーは見たかな?
そっちでもモーガンフリーマンが主人公の相棒&語り手として登場するし、まだ見てないならぜひぜひ。
めっちゃ重い映画やけどな。

ちなみにこの映画を見る最初のきっかけはちっぷと「バタフライエフェクト」の話をしてたときでした。
刑務所内のエグいシーンについて話しててこの映画の名前が出たんで興味を持ち始めたきっかけはそれでした。
いろいろとありがとう!!!!
2006/08/14(月) 23:38 | URL | fds #-[ 編集]
そうなん?そういや話したような気がするようなせんような・・・。
ミリオンダラーベイビーまだ見てないんよ。
実はあの女の人アタシが昔好きだった「ビバリーヒルズ青春白書」って海外ドラマにちらっと出たことある人やけんはよぅみたいんやけど・・・。
今度ツタヤいったら借りてくる(◆'∀`艸)
2006/08/17(木) 19:45 | URL | ちっぷ #-[ 編集]
ビバリーヒルズ青春白書ってNHKでやってたよな。
へぇ~。あの人がやってたのか。
2006/08/17(木) 22:47 | URL | fds #-[ 編集]
あれ主要メンバーと一時期だけ出る人がおるんやけど、主要メンバーの彼女役で一時期でてたw・・・はず(・∀・)
2006/08/18(金) 00:40 | URL | ちっぷ #-[ 編集]
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